ストレスや疲労が溜まる理由
具体的なリフレッシュ術を知る前に、まずは看護師がなぜストレスや疲労を抱えやすいのか、その原因を把握しておきましょう。看護師はチームで動いているため、職場の人間関係が悪いと大きなストレスを抱えることになります。また、人手不足の影響で一人あたりの業務負荷が大きく、疲弊していきます。厳しい労働環境を理由に早期離職する看護師も少なくありません。看護業界特有の労働環境から招かれるストレスと疲労の原因について知り、適切な対処法を学んでください。
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職場の人間関係
看護師がストレスを抱える原因として代表的なのが職場の人間関係です。人間関係の悪い職場はどこか荒れた雰囲気が漂っています。ナースステーションが雑然としている職場は得てして人間関係が悪いものです。人間関係が悪化すると、自分の手が空いた際に同僚のサポートをするという習慣が失われていくため、忙しい看護師は疲弊していく一方です。また、「アイコンタクトが少ない」「指示の出し方が雑」な職場も人間関係が悪いです。
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人手不足の影響
人手不足による業務負荷の増大も看護師が疲弊する原因の一つです。看護師の就労数は年々増加傾向にあるものの、それ以上に看護師の需要が伸びており、人材の供給が追い付いていません。多くの医療現場では、現状維持もしくは今以上の人員が必要と考えています。また、離職率の高さも問題となっています。他の職種と比べてそこまで高い数字ではありませんが、需要が伸び続けている状況を鑑みると、今よりも離職率を下げる必要があります。
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看護師は感情労働
看護師は感情のコントロールが必要な「感情労働」である点も、ストレスを抱えやすい原因であると考えられています。労働者に我慢や忍耐などの感情的な抑制が求められる仕事を感情労働と呼びますが、看護師は患者や周囲のスタッフと常にコミュニケーションを取っており、サービス精神も求められるため感情の浮き沈みが激しい傾向にあります。感情労働による疲弊は、バーンアウト(燃え尽き症候群)やうつ病を引き起こします。それが結果として退職につながるのです。
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