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看護師のリフレッシュ術

看護師のアンガーマネジメント

アンガーマネジメントの方法

怒りを鎮める手段として有効なのが、ここで紹介する「アンガーマネジメント」です。アンガーマネジメントは日頃から意識して実践することで身に付けられる技術です。怒りの感情をコントロールしてストレスを溜めないようにしましょう。

アンガーマネジメントの方法

怒りをコントロールする

些細なことでイライラしてしまうのは、人間ならば誰でもあることです。しかし、その感情に任せて行動すれば、周囲との関係性が悪くなり業務にも支障が出てしまいます。「怒り」という感情を上手くコントロールできれば、ストレスは大幅に解消されるでしょう。特に看護師は患者やそのご家族、医師、各セクションのスタッフなどあらゆる人と関わるため、感情の浮き沈みが激しくなる傾向にあります。そこで大切なのが、自分の中から湧いてくる感情を無理に我慢せず、なぜその感情に至ったかを見極め、受け入れることです。

アンガーマネジメントの方法

自分がどのような場面で怒りを感じやすいのかを知り、対処していきましょう。以下に、基本的な怒りの傾向とそれぞれの対処法を紹介します。
「衝動的に怒りが湧きやすい、あるいは複数のネガティブな事象があった際にカッとなるタイプ」の人は、感情につられて攻撃的な言葉を発しやすい傾向にあります。そのため、カッとなりそうな時は、まずはゆっくり6秒数えて突発的な怒りの感情が去るのを待ってください。なぜ6秒なのかというと、怒りの感情のピークは長くて6秒とされているためです。
「過去の出来事に対して怒りを感じるタイプ」の人は、怒りの原因とは関係ないものをじっくり観察する時間を持つようにしてください。机の上にあるペンや飲み物など、無機質なものを観察してみましょう。また、過去ではなく今に目を向ける意識を持つことも大切です。
「怒りの感情に支配されてしまい冷静でいられなくなるタイプ」の人は、今の自分の行動を心の中で実況してみましょう。野球中継のように自分の行動を実況することで自ずと客観的な視点になり、怒りを鎮められます。
「トラブルが起きた際などに頭が真っ白になってしまうタイプ」の人は、一度その場を離れることをおすすめします。一旦トラブルから身を離すことで気持ちが落ち着き、冷静さを取り戻せます。

怒りのレベルを知る

怒りの尺度を知ることも、アンガーマネジメントを実行する上で大切なポイントです。自分がどのくらい怒りを感じているのかを理解し、冷静に対処しましょう。自分の怒りのバロメーターを10段階に数値化し、「今はレベル○だ」と整理することで適切なアンガーマネジメントを実行できます。

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